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20世紀は科学技術が飛躍的に進歩し、私たちの生活レベルは急速に向上しました。なかでも、その恩恵を最も享受したのが我が国かも知れません。しかし、このような先進化の一方では70,000種を超える人工的な化学物質が生み出され、さまざまな問題となって現代社会を脅かしています。地球温暖化、ダイオキシン、新型ウィルスによる感染症、生活習慣病の急増・・・。環境変化による地球の再生能力の低下とともに、人間はもちろんさまざまな生物の自然治癒能力も激減しているのです。地球上に生物が誕生したのは、遺伝子の基となる「核酸(DNA・RNA)」が出現した約38億年前に遡ります。長い時を経て進化しながら、数千万種の生物が共存・共生する素晴らしい地球環境が育まれました。核酸からはじまり、少しずつ積み重ねられた、自然の偉大なる創造。人類はまさに、この大切な地球の歴史に終止符を打とうとしていると言っても過言ではありません。20世紀に爆発的に増加した人口は地球のキャパシティを越え、21世紀、少子高齢化は避けて通れません。いやむしろ、地球規模で推し進めなければなりません。いまこそ、地球規模の問題として一人ひとりが生命の重さや環境の大切さを見つめ直し、具体的な行動を起こす時だと、私たちは考えます。1994年、KYG協会は遺伝子レベルで解き明かされはじめた生命のしくみや病気発生のしくみの研究成果を活かし、健康の自主管理運動「KYG運動」を広く社会に啓蒙するために生まれました。対症療法的な現代医療に頼るだけではなく、遺伝子のプログラムによって司られる生命のしくみや個体差を理解し、生命の持つ自然治癒能力を日々の生活習慣の中で取り戻すことが不可欠なのです。地球のあらゆる生き物の未来のために、いま私たちができること、それは自分自身や家族の健康づくりにほかなりません。
「Know & Keep Your Genes」を自分の身のまわりから始めることで、幸せに満ちた社会に確実に近づくと、私たちは信じています。そして中高年が健康で、生き甲斐のある充実した人生が送れる社会文化を築き、少子高齢化社会の理想モデルとして日本が世界中に示していけるよう、これからも「KYG運動」の推進に取り組んで行きたいと考えています。
NPO法人KYG協会 理事長 宇住 晃治
1954年 東京生まれ。東京大学医学部保健学科卒業後。同研究生受託研究員を経て、ライフサイエンス研究所代表。医療法人社団KYG医療会会長。NPO法人遺伝子栄養学研究所副理事長、財団法人ライフエクステンション研究所理事。社団法人虹の会理事。NPO法人日本ヘルス協会理事。医学博士。専門分野は核酸の栄養学、人類生態学、ダイエット指導、健康管理システム、予防医学全般。(2006.7) |
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